「老後2000万円問題」が2019年突如として話題となりました。金融庁の「市場ワーキング・グループ」の試算によって、「老後の30年で約2,000万円が不足する」という試算が発表されたためです。
65歳の夫、60歳の妻が30年間生活するためには、年金だけでは毎年55,000円の赤字にとなり、30年間で約2,000万円が不足するとのことです。
そして2023年となり物価上昇のインフレにより、2000万円どころか、3000~4000万円必要との試算をしている記事も目立つようになってきました。
では、私たちはこれからどのようにこの100年時代を乗り越えていけばいいのでしょうか?
そのヒントとなる記事を書いていきたいと思います。
結論:収入の10%を貯蓄し、運用する
サラリーマンの生涯収入は約3億円と言われています。そのうちの10%を貯蓄すると3000万円になります。また、夫婦共働きで同じく10%の貯蓄すると合わせて6000万円になります。
(あくまで単純計算でやや強引な計算ですが・・・)
実際、サラリーマンの平均生涯収入は約2億円ぐらいと低く見積もっておくぐらいがいいと思います。FPの視点では、収入はできるだけ低めに見ておいた方がいいです。そうすると10%の貯蓄率で約2000万円となります。
22歳から65歳までの43年間で収入のうちの10%を貯蓄し、「全世界株式インデックスファンド」や「米国株式S&P500インデックスファンド」に投資すれば複利の力のさらに大きくなります。
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米国株式S&P500で運用した場合の複利計算
「米国株式S&P500インデックスファンド」で複利計算をしてみました。
条件は下記のとおりです。
平均リターン | 5% | つみたて累計 | 運用リターン | |||
22~30歳 | 300,000円/年 | → | 30歳時点 | 2,700,000円 | 3,473,368円 | |
31~40歳 | 400,000円/年 | → | 40歳時点 | 6,700,000円 | 10,964,465円 | |
41~65歳 | 500,000円/年 | → | 50歳時点 | 11,700,000円 | 24,424,258円 | |
累計つみたて額 | 19,200,000円 | → | 65歳時点 | 19,200,000円 | 62,105,024円 |
S&P500の平均リターンは1994年から2023年の30年間で平均成長率は9.72%です。
今回のシミュレーションでは税金面やインフレ率を高めに設定し、運用リターンを5%としています。
年収の10%の貯蓄をS&P500インデックスファンドで運用すれば、老後2000万円問題は解決できます。さらに、夫婦共働きであればその金額はさらに大きくなります。
また、貯蓄率を10%から20%、30%と上げていけば、65歳まで待たずして2000万円問題を解決できるようになります。金融資産5000万円以上の準富裕層、1億円以上の富裕層まで現実的に達成できます。
ためて、ふやして、進化する。
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貯蓄率を上げる方法
貯蓄率を上げる方法は、簡単です。
支出を管理する。
これにつきます。まずは、支出が「何に、どれぐらい」あるのかを管理するところからです。また「本当に必要か」を基準に見直しをしていきましょう。
支出見直しの基本は固定費からしましょう。食費、水道光熱費などは変動費です。
保険の見直し、携帯電話の見直し、ネット環境の見直しから始めるといいです。
私も保険の見直しで、一家4台の自動車保険で、保障を落とさず年間12万円安くなりました。
携帯電話は毎月9000円(1台)から2980円(1台)と約6000円安くなりました。
支出管理は面倒くさいですが、固定費の見直しを一度やってしまえば、効果は続くので頑張ってやりましょう。
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まとめ
老後2000万円問題は、収入の10%を貯蓄し「米国株式S&P500インデックスファンド」で運用すれば解決できます。
また、配偶者と一緒にすることでさらにその効果は高まります。
貯蓄率を10%から20%、30%と上げれば上げるほど、解決時期は早く達成できます。
貯蓄率を上げる方法は、家計の見直しです。固定費の見直しは、一度しておけば効果がずっと続くので頑張ってやりましょう。
サラリーマンの方であれば、今後の賃金が上がるのか、こどもの学費、住宅ローン、老後2000万円問題など、お金に関わる問題はずっとつきまわります。
今回の内容は、サラリーマンでも10%の貯蓄をすれば「経済的自立」が可能になる記事でした。再現性も高く決して無理のある数字でもありません。
みなさんの参考になれば嬉しいです。最後までご覧いただきありがとうございました。
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